ここでは、不動産売却にかかる費用や税金、必要な書類など、不動産一括査定をする前に知っておきたい基礎知識を紹介します。実際には、不動産会社の方が丁寧に教えてくれますが、話が進んでから「知らなかった…」では済まされないこともあります。必要に応じてチェックしてみてください!

目次
不動産売却をする上で絶対に知っておきたいこと
- 売却にはいくつか方法がある
- 売却完了まである程度の時間がかかる
- 必要な書類がいくつかある
- いくらか費用・手数料がかかる
- 却をすると確定申告が必要で税金がかかる
- 売却にかかった税金は節税できる
1:売却にはいくつか方法がある
大きく2つあり、不動産会社に買主を見つけてもらう「仲介」か、不動産会社に直接買ってもらう「買取」のどちらかから選びます。ほとんどの場合が仲介ですが、売却期限が迫っている等の理由がある場合は買取を選びましょう。
仲介ならば市場価格での売却ができますが、買取の場合、市場価格の3~4割り程度の価格になることが多いので注意しましょう。また、自分で買主を見つける方法もありますが、自分で何から何までやらなければいけず、トラブルも起きやすいので初めての方にはおすすめはできません。

2:売却完了まである程度の時間がかかる
不動産売却を失敗しない、そしてなるべく高値で売るためにも、ある程度の時間をかけることが重要です。特に、戸建て物件を売却する際の価格や期間は、その物件の立地条件や周辺環境などによって変動します。
そのため、売却までの期間を平均すると、だいたい3ヶ月から11ヶ月となることが多いようです。なかなか売れなくて焦って売り急ぐと、安く売ってしまう傾向にあるのでじっくりと腰を据えて売却活動を行うことが大切です。
3:必要な書類がいくつかある
不動産を売却時には多くの書類が必要になります。購入時の書類や役所で入手する書類など、探したり集めたりするのに時間がかかります。購入希望者が現れたらスムーズに売却するためにも、事前にどのような書類が必要かを確認して用意しておくとよいでしょう。



4:いくらか費用・手数料がかかる
不動産売却をする際、いくつかの必要な費用・手数料があり、いくらかまとまった金額が必要になります。絶対に支払うべき費用がありますが、戻ってくるものもあります。具体的な金額は不動産や土地の条件や状態によってさまざまなので、事前に把握しておきましょう。



5:売却をすると確定申告が必要で税金がかかる
まず、不動産や土地を売却して、利益が出ても損が出ても、確定申告をする必要があります。そして、その内容に応じて税金がかかるのです。
「不動産を売却したけど、税金がかなりかかった」とか「売却したお金を新居に当てようと思っていたけど、手元に残ったお金が思った以上に低かった」と、売却後に後悔をするケースがよくあります。不動産売却でかかる税金の種類、そしていくらかかるのか?を事前に計算して把握しておきましょう。




6:売却にかかった税金は節税できる
不動産や土地を売却して発生した税金は、節税をする方法があります。ここでは割愛し、別の記事で詳しく紹介しているので、実際に売却をすることになったら、チェックしてみてください!



不動産会社の選び方は?どの契約を結べばいい?
- 不動産会社を見つけるには?
- 不動産会社はどうやって選ぶ?
- 不動産会社との契約の種類を紹介
1:不動産会社を見つけるには?
「不動産一括査定サービス」を利用するのがおすすめです!ひと昔であれば、不動産会社を自力で探して、1件1件問い合わせて、査定金額をもらって…と、時間も労力もかかる作業でした。
しかし「不動産一括査定サービス」を利用すれば、売却したい不動産の物件情報を入力するだけで、複数の不動産会社に一気に、しかも無料で査定依頼ができるので、手間も時間も省くことができるのです。査定が返ってきた不動産会社の中から、契約を結んで売却を始めていきましょう。
2:不動産会社はどうやって選ぶ?
不動産会社を選ぶ際は、高い査定額を出した会社を安易に選ばないことが大切です。契約をとるために高い査定価格を出している場合があり、その価格で売りだしてくれないこともあります。
不動産会社を選ぶときは、査定価格だけではなく、売却予定の物件周辺で売却実績があるか、信用できる(なんでも相談できる)担当者か、などをチェックしましょう。大切な財産を預けるパートナーを探すつもりで、不動産会社を選びましょう。

3:不動産会社との契約の種類を紹介!
一言で「契約」と言っても、『一般媒介契約』『専任媒介契約』『専属専任媒介契約』の3種類の契約があります。どの契約方法を選ぶかは、ご自身の売却時の状況や、物件の状況を考えて選択しましょう。
一般媒介契約:複数の不動産会社と契約することができ、売主は自分でも買主を見つけることができる方法。
専任媒介契約:1社のみの不動産会社と契約するものの、売主は自分でも買主を見つけることができる方法。
専属専任媒介契約:1社のみの不動産会社と契約するもので、売主が自分で買主を見つけることができない方法。
不動産を少しでも高く売るためのポイントとは?

- 不動産の適正価格・相場を知る
- 内覧前の準備を入念に行う(広く明るくスッキリと!)
- 売却する時期(タイミング)を選ぶ
1:不動産の適正価格・相場を知る
戸建てでも、マンションでも、売却予定の物件の適正価格・相場を把握しておくことは重要です。その価格を参考に「売り出し価格」を決めることで、失敗する可能性は激減し、結果的に1番お得に高値で売却ができるのです。
不動産会社の査定価格を鵜呑みにして、売り出し価格を決め、売買契約が終わった後に「本当はもっと高く売れた…」なんてこともあります。反対に高すぎると、売れ残ってしまい結果的に値下げして売却して損をしてしまうこともあるのです。
そういった意味でも、まずは「不動産一括査定サービス」を利用して、自分の不動産の価値や相場を客観的に知ることが重要です。

2:内覧前の準備を入念に行う(広く明るくスッキリと!)
不動産の売買活動が進んでいくと、購入希望者が現地案内・物件内覧をすることになります。その時に散らかっていたり、水回りが汚れていたり、タバコやペットの臭いがすると、マイナス評価を受け、値下げ交渉をされることもあります。
部屋の中は広く、明るく、スッキリ見せられるように、売却を機会にモノを減らしましょう。部屋の明るさもめいっぱい明るくし、天気が良ければ日差しも入れましょう。少しでも買主に好印象を持たせられるかが高値売却の鍵です。


3:売却する時期(タイミング)を選ぶ
不動産を高値で売るには売却する時期(タイミング)も重要です。例えば、4月の新生活に向けて、2月や3月は多くの人が物件を探しているため、需要があり、全体的にも不動産が高く売れる傾向にあります。その他にも、住宅ローンの金利が低い時期や、不動産の税率が下がる時期など、高値で売れる時期はいくつかあるので、チェックしてみましょう!



不動産売却をする上での注意点を解説
- ローンの完済状況/抵当権の有無
- リフォームは必要以上にしないこと
- 境界線をハッキリさせておくこと(戸建て物件の場合)
1:ローンの完済状況/抵当権の有無
ローンが残っていないか?、そして抵当権が外れているか?を確認しましょう。ローンが残っていると、不動産の抵当権(ローンを借りている金融機関が、ローンを返せなくなったときにその土地を売って残高を回収できる権利)が外せません。
抵当権つきの不動産はは売れないため、ローンを完済して抵当権を抹消しておく必要があるので、まずはローンを完済するところから始めましょう。


2:リフォームは必要以上にしないこと
中古の不動産の購入を考えている人は「安さ」にメリットを感じて、物件を探している人がほとんでです。そのため、リフォームを行って、その費用を上乗せして販売すると、周辺の類似物件より価格が高くなり、結果的に魅了が減り、売れ残ってしまうこともあります。
リフォームはその物件の状況により行った方が良いか、しない方がよいかは変わります。そのため、不動産会社と相談しながら決めるとよいでしょう。そして、リフォームを行って売り出すか、リフォームを行わず値引きに応じるかも検討しましょう。
3:境界線をハッキリさせておくこと(戸建て物件の場合)
戸建ての売却には土地もセットのことが多いです。そのため、隣家との土地の境界線がハッキリしていないとトラブルの原因になったり、売れにくくなることもあります。土地面積によって価格も変動するので、事前にt地の境界を確定しておきましょう。
もし土地の境界線がわかっていない場合、業者に「境界確定測量」を依頼し、土地の情報を確定しておく必要があります。費用の目安は35~45万円程度、期間も2ヵ月近くかかるため、測量が必要な場合は早めに取り掛かりましょう。

<重要>まずは不動産一括査定サービスを利用しよう!
- 不動産一括査定とは?
- 不動産一括査定がおすすめな人は?
- 不動産一括査定のメリット・デメリットは?
- 不動産一括査定サービスの選び方
- 不動産一括査定を最大限活用して高く売るコツ
1:不動産一括査定とは?
『不動産一括査定』とは、あなたのように「マンションを売りたい」「家を売りたい」と思っている方が、インターネット上で日本全国の不動産会社にまとめて査定依頼が無料でできるサービスのことです。
Q.どうして無料で利用できるの?
A.『不動産一括査定サービス』は、仲介となる不動産会社から広告費や、紹介料をもらって運営しています。そのため、不動産を売りたい売主の方は、無料で利用できるのです。本当に無料なので、安心して活用してみましょう。
2:不動産一括査定がおすすめな人は?
以下のような項目に当てはまる人は、不動産一括査定サービスを活用してみましょう。
★不動産一括査定がおすすめな人
どうやって不動産を売ったらいいか全くわからない人
不動産価格の相場が全くわからない人
どこの不動産会社に査定依頼をすればわからない人
このような人は不動産一括査定を使うことをおすすめします。不動産会社の方が丁寧に教えてくれるでしょう。
反対に「知り合いが不動産会社を経営している」など、信頼できる不動産会社があれば、不動産一括査定サービスを使う必要はないでしょう。
3:不動産一括査定のメリット・デメリットは?
不動産一括査定サービスのメリットは大きく4つです。
1:無料で複数の不動産会社に査定を依頼できる
2:不動産の適正価格(相場)を把握できる
3:信頼性の高い不動産会社と提携している
4:契約に至らない場合は断りやすい
反対に、不動産一括査定サービスのデメリット・注意点は大きく3つです。
1:不動産会社から営業電話がかかってくる可能性がある
2:不動産一括査定だけでは適正価格が判断しにくい
3:査定依頼ができるのは登録されている不動産会社のみ
4:不動産一括査定サービスの選び方
現在、不動産一括査定サービスの数は50以上と多く、サービスによって特徴が異なるため、どれを利用すれば良いのか迷ってしまうでしょう。そんな時は、以下のようなポイントを押さえて選ぶと良いでしょう。
▼不動産一括査定サービスの選び方
1:不動産会社との提携数
2:対象エリアかどうか
3:同時査定依頼数
4:サポート体制の充実度/p>
5:利用者数・実績で選択する
6:口コミを参考にする